朝日大学医科歯科医療センター・小児歯科 口腔構造機能発育学講座小児歯科学分野朝日大学医科歯科医療センター・小児歯科 口腔構造機能発育学講座小児歯科学分野

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研究内容

・口唇閉鎖不全に関する臨床研究

・舌における形態的/機能的研究

・乳幼児における口腔機能の健全な成長発育を考える

・1型糖尿病を改善を目指した膵幹細胞研究

・乳歯を用いた幹細胞研究を中心とした再生医療研究

・妊娠中のストレスによる胎児への影響

①小児の口腔機能の発達および口唇と舌の機能と形態に関する研究
小児の「お口ぽかん」(口唇閉鎖不全)に関する全国疫学調査を行い、約3割の小児が該当し、増齢的に「お口ぽかん」が増加することを明らかにした。多数の大学や開業医との共同研究に口唇と舌の機能学的・形態学的研究を積極的に発展させている。

②乳歯歯髄細胞を用いた再生医療研究
日本では昔から抜けた乳歯を屋根に投げるといった風習が浸透していたが、近年脱落乳歯から得られる歯髄細胞がバイオリソースとして有用であることから、再生医療研究の分野で大変注目されている。この研究を進展させることで、乳歯の重要性を世に発信していきたいと考えている。

③iPS細胞技術を応用した人工的組織幹細胞(iTS細胞)の樹立
乳歯から得られたiPS細胞を用い、様々な技術を応用しながら人工的組織幹細胞(iTSCs)に関連する基礎研究を進めている。2020年に乳歯歯髄細胞から人工的なヒト膵幹細胞の生成に世界に先駆けて成功した。

④咬合異常が中枢に及ぼす影響
胎児期の母獣、小児期、老齢期に咬合が高い、歯を喪失したなどの咬合ストレスが加わることにより、中枢や全身に及ぼす影響とその影響を軽微にする方法について、マウスで研究をおこなっている。

⑤乳幼児の口腔機能の発
乳児の吸啜から幼児の咀嚼への口腔周囲活動の成長発育による変化について、また、低出生体重児や口唇口蓋裂児の吸啜・咀嚼機能の発達についてどの時期に、どのような形でキャッチアップするのか等を研究している。

⑥初期齲蝕に対する新しい治療薬PRG Barrier Coatの効果
初期むし歯は、適切な歯口清掃やフッ化物製剤の応用により再石灰化が可能といわれています。むし歯の予防材として市販されているコーティング材(PRGバリアコート)を初期むし歯に塗ったあと、長期間観察を行うことにより、再石灰化効果の有無を調べています。

・咬合不全による海馬機能への影響
 咬合の維持・回復は歯科医師にとって極めて重要な歯科医療行為である。「咬合不全は生体にストレッサーとして働く」と言われてきた。しかし、咬合不全の影響は歯科臨床の場で経験されてきた症例報告がほとんどで社会的認識が薄かった。そこで我々は老化促進モデルマウスを用いて高次脳機能中枢の中でストレスによる影響を最も受けやすい海馬にスポットをあて、咬合不全(咬合挙上・臼歯部の喪失)が海馬機能(記憶)に与える影響を検討し、咬合の維持・回復の重要性を追求している。

・乳幼児における口腔機能の健全な成長発育を考える
 小児の咀嚼機能は出生後から乳歯萌出開始期、乳歯列期、混合歯列期、永久歯列期へと著しい成長変化をしていく。咀嚼機能は、吸啜から咀嚼への移行時期における順調な発達が重要であることが指摘されているため、乳児期から経年的に吸啜および咀嚼運動について筋電図などを用いて観察している。また、人工乳首の開発、低出生体重児の口腔機能発達に対する研究も行っている。

・初期齲蝕に対する新しい治療薬PRG Barrier Coatの効果
 初期むし歯は、適切な歯口清掃やフッ化物製剤の応用により再石灰化が可能といわれています。むし歯の予防材として市販されているコーティング材(PRGバリアコート)を初期むし歯に塗ったあと、長期間観察を行うことにより、再石灰化効果の有無を調べています。

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